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岡山美の回廊 |
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岡山県立美術館で第25回国民文化祭・おかやま2010協賛 特別展覧会 岡山・美の回廊 が開かれています。 平成22年10月8日(金)~11月7日(日) 9:00~17:00 入館は閉館30分前まで 休館:10月25日 (月曜日) 10月22日(金曜日)は午後7時まで開館。
岡山県立美術館で始まった「岡山美の回廊」展を見てきました。 エントランスから階段を上り、先ず迎えてくれるのは、「祈りのかたち」と題した仏像を中心とした彫刻作品です。
いや~!この彫刻がよかった。 立体としての大きさ、存在感もさることながら、平安の形、そして鎌倉の形。私自身がここのところ気になっている所、考えている部分を彫刻作品ながら確信させてくれる様な出会いを提供してくれた様に思います。 また、岡山のお寺、神社にこうした立派な仏様、彫刻がたくさんあるという事に二度びっくり。やはり、岡山は昔から豊かな地域なのだと感じるばかりでした。
続くは「墨の美とこころ」、墨跡、絵画。 雪舟、武蔵、(浦上)玉堂の名品!が並びます。見所満載、よくこれだけ集まったナ~と感心しました。 墨色、淡墨の色に、使われている和紙について思いを巡らしたり、筆の運び、繊細な基底材と作者とのやり取りを感じたり。 雪舟の中国様式の作品には、空間描写のモダンさ(本とか印刷ではなかなかわからない部分です)を感じたり。
良寛の書、細い線、筆を上げる瞬間を感じたり。 玉堂の筆触を楽しみました。
関係する?日本画、東洋画関連。 地下会場には、小野竹喬、池田遙邨作品などが並びます。
明るい絵の具から暗い絵の具。 細かい粒子から粗い粒子。基本的な絵の具の使い方、海の描写、絵の具の使い方を興味深く見る事が出来ました。
見やすい明るさもあり、恵まれた展示です。
このほか、洋画、現代美術、工芸、版画、写真、デザインも並びます。
会場では県外からのお客様らしき姿も多く感じられました。 見所の多い展覧会です。国宝、重文もたくさん出ています。 お勧めの展覧会です。
いや~ッ! 岡山ってホント豊かな地域なんですね。 あらためて感じることが出来る展覧会でした。
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